
恐竜の最初期の鳥類の始祖鳥は、19世紀にドイツのジュラ紀の地層で発見されました。
始祖鳥が発見されてからは初期の鳥類の化石はほとんど見つからず、鳥類の起源については諸説が乱立していました。
しかし、1990年代以降、中国の白亜紀の地層で羽毛をもった、現在の鳥類と羽毛のない恐竜の間を埋めるような、羽毛のある恐竜の化石が相次いで発見され、系統関係が明らかになってきました。
羽毛をもった恐竜には、シノサウロプテリクス・プロターケオプテリクス・カウディプテリクス・ミクロラプトル・ディロングなどがあります。
これらの発見から、従来は鳥類の固有の特徴と見られてきた羽毛が恐竜にも存在していたことが分かり、羽毛をもった恐竜のグループから、空を飛ぶ鳥類と恐竜の進化の関係が明確になってきました。
1990年代以降、中国の遼寧省から多数の羽毛恐竜の化石が発見され、鳥類の起原や羽毛の発生に関する議論の中で大きな役割を果たしました。
古くは1861年に発見された始祖鳥の化石にはっきりとした羽毛の印象が残されていました。しかし、始祖鳥はあくまでも“鳥”であり、系統的に近い獣脚類が羽毛を生やしていた証拠は長年見つかっていませんでした。
現在では、羽毛の痕跡が見つかっている恐竜は20属以上にのぼり、そのほとんどが獣脚類です。このように現在では、すくなくとも一部の恐竜が羽毛を生やしていたこと、あるいは羽毛の原型となる体毛をもっていたことは化石記録から確実視されています。
このように現在では、鳥類の先祖は恐竜の獣脚類といわれる一種であることがほぼ定説となりました。
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